最大の差別化要素とは

辞書で差別化は「同じ種類のもの同士に明確な区別をつけることなど」と書かれています。
ビジネス用語としてよく聞く言葉ですが、皆さんは聞かれたら何と答えますか?

多くの方が自社の商品やサービスが競合他社と比べて優れているところを答えるのではないでしょうか。
これも正しいと思いますが、私が考える最大の差別化要素は

念い(想い)=理念

です。

なぜその事業をやっているのか、なぜその商品やサービスを提供しているのか、その事業・商品やサービスを通してどんなことを実現したいのかなど、物事の根底にある考え方や信条です。

今は物やサービスが飽和しています。
よほどの技術やノウハウ、法的な保護などがなければ、大抵の商品やサービスは真似することができてしまうのではないでしょうか。
ただ、真似できないのはこの「念い(想い)=理念です。

事例をご紹介したいと思うのですが、卸売業だった」私の顧問先は既存事業が縮小することが明らかでした。
社長は何か新しいことを始めなければいけないとずっと考えていて、出した結論が顧客の事業である小売への進出でした。
ただ、社長はこれをやっていいのか本当に悩んでいました。
そんなことをしたら既存顧客が離れていってしまうのではないかと。
当然社長は既存の顧客の事業を奪おうと考えていたわけではなく、ポジションをずらし、顧客が手を出していないところへの進出するつもりでしたが、どう受け取られるかは分かりません。
そんな時に「なぜその事業をやるのか」を社長、事業に携わる方、私もファシリテート的に入らせていただき、皆で徹底的に考えました。
答えが出てからは社長も吹っ切れたのか、既存顧客にその旨を説明し、事業をスタートさせました。
結果として、初年度から2億円の受注となり、最高のスタートが切れました。

なぜ、これが最大の差別化要素となる事例かといいますと、
営業の方が商品の説明以上に、なぜ自分たちがこの商品を提供するのかという念いをお客様に説明しており、その念いが共感されてあなたから買いたいとなっていたからです。
ポジションをずらしたといっても、商品としては同じカテゴリーです。
そんな中で選ばれた理由が念いでした。
物やサービスが飽和している時代だからこそ、「念い(想い)=理念」が共感され、応援されて購入される。
なので、私は念い(想い)=理念が最大の差別化要素だと考えています。

皆さんはどんな念いで事業をされているますか?
ぜひ、それを多くの方にその念いを伝えていただきたいと考えています。

次回は、この念い(想い)=理念をどのように浸透させていくかについて書きたいと思います。

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